世界ボクシング評議会(WBC)は15日、WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)の4団体統一戦(12月26日、東京・有明アリーナ)勝者に、世界2階級制覇王者でWBC同級1位ルイス・ネリ(28=メキシコ)との指名試合を命じた。

 ネリは今年2月にアザト・ホバニシャン(アルメニア)に勝利し、WBC王座挑戦権を獲得した実力者である一方、問題児として知られる。2017年7月にWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)に勝利するも試合後のドーピング検査で陽性。18年3月の再戦では体重超過で王座を剥奪された。日本ボクシングコミッション(JBC)はネリに国内での無期限の活動停止を科しており、対戦する場合は海外での開催となる。

 井上はかねてジョンリル・カシメロ(33=フィリピン)やネリとの戦いを見据えており、4団体統一に成功すれば〝悪童〟との激突が実現する可能性は高そうだ。SNS上では「まずはタパレス戦だろ」「ボコボコにしてくれ」「アメリカで対戦かな」「彼と関わらない方がいい」「カシメロよりは強い」などの意見が書き込まれていた。