日本代表の森保一監督(55)が、負傷のリスクを回避するために試合によってベストメンバーの招集は不要との論調に反論した。

 日本サッカー協会は8日、2026年北中米W杯アジア2次予選ミャンマー戦(16日、大阪)とシリア戦(21日、ジッダ)に向けてメンバー26人を発表。コンディション不良で前回の活動は不参加だったMF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(フライブルク)、MF鎌田大地(ラツィオ)ら主力組が揃って復帰してベストメンバーの編成となった。

 その一方で、アジア2次予選はお世辞にもレベルが高いとは言えず、これまでも大差で勝つケースが多かった。欧州組の強豪に所属する選手は過密日程や長距離移動による負担が大きいことから、主力の一部は招集を見送って国内組や新戦力を登用するべきという〝ベストメンバー不要論〟も高まりを見せている。

 森保監督は「W杯2次予選から最終予選、W杯本大会と目標をもってチームが前進していく中でチームづくりとして同じ経験を共有しながら前進していくことで、よりチームの結束力が高まる」と常にベストメンバーを招集する意図を説明。「状況によっていろんな選手を試しながら、選手を入れ替えながらチーム編成していくことはやっていきたい」と微調整しながら戦いを進めていく方針を示した。

 また、MF久保建英(レアル・ソシエダード)や三笘など欧州チャンピオンズリーグ(CL)や欧州リーグ(EL)を戦うことで過密日程になる選手のけがのリスクについても「けがのリスクは皆さんも心配されているが、われわれも心配している。誰もけがさせたくないし、選手には少しでもいいコンディションで戦ってほしい」としつつも「同時に、今までの日本代表を考えても、厳しい戦いをタフに戦い続けるからこそ成長できている。けがのリスクも最大限に考慮した上で、選手起用もして、起用する、休ませるなども招集してもそこから考えられる」とベストメンバーが不要との主張に〝反論〟した。

 選手層の厚さゆえに物議を醸している問題だが、今後も議論の的になっていきそうだ。