東京・歌舞伎町の路上で5日午前1時ごろ、ホストとみられる男性が女にカッターナイフで刺される事件があった。警視庁は女を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。男性は肩を刺され、けがをした。
週末深夜の歌舞伎町とあって、多くの人が行き交い、複数の人物によって動画が撮影され、ユーチューブやSNSにアップされた。
X(旧ツイッター)に上げられた動画の一つには「半年で1800万使わせたホストのまつろ 女と機械はメンテナンス命」というタイトルだった。別の動画では、倒れた男性に対して、女が「オラ、ふざけんな、コラ」と言いながら踏みつけ、女の友人らしき女性たちが「〇〇、やめて」と止めに入る場面で、男性はすかさずスマホで通話していた。110番しているようだった。
ユーチューブチャンネル「TOKYO Live Camera TV」では、刺した後も現場にとどまっていた女が警察に事情を聴かれる様子が映っている。女は「私が刺した」と言いつつ、倒れている男性に「死ねクソガキが。お前、人のことぶっ壊してなー、ナメてんなよ」「お前人生ナメんなよ。私のお金をまだ搾り取る気で、ふざけんなって」と吐き捨てていた。
刺されたと思われる男性は5日午前7時ごろ、Xに「今やっと意識取り戻しました。これ自分です。お客様と揉めてしまい、こういうことになってしまいました。反省しながら治療に専念します」と投稿した。
この男性は10月18日には「ホストって職業はまじで覚悟ないとできないよな。ホストやれてる人まじで尊敬する」と投稿。また、9月には他のホストの「俺がホスト辞めるって言ったらお前何するの? 金使って俺に会えるの今しかないんだよ。たったその数年も頑張れない奴が俺が消えたらどうなるの(中略)今頑張らないでいつ頑張るの? 金使っても何しても俺に会えなくなる日がいつか必ずくるんだから」という投稿を再投稿していた。
歌舞伎町にはホストクラブが約300店舗あり、約8000人ホストがいる。街中はホスト店の看板であふれ、「〇〇月間売り上げ3000万円オーバー」「〇〇年間1億円突破」など売り上げの数字を強調する内容ばかりだ。
元ベテランホストは「かつてホストは丁寧な接客や心の隙間を埋める優しさを強調し、夢を売っていたものです。看板もアドトラックで数字ばかりを追い求め、ホストが客にも数字ばかり言うようになってますね。とはいえ、昔から客にどれだけカネを落とさせるのかは、ホストの裁量と腕前で、客にキャパオーバーさせるのは二流です」と指摘した。












