【令和の最新缶チューハイ事情】最近話題のあのチューハイにはどんな狙いが? 人気の秘密は? アルコール業界のインフルエンサー・ストロングおじさんが、注目商品を徹底解剖する当コーナー。今回は、新たな味が発売されたばかりのこのシリーズだ。

 こんばんは。年間1000本の缶チューハイを飲む缶チューハイ研究家・ストロングおじさんです。今回は今年3月に発売されたサントリーの「―196℃ 瞬間凍結」の特集です。

 近年、食事に合わせやすいチューハイのニーズが高まっていますが、「―196℃ 瞬間凍結」も“食中酒”をコンセプトに開発された商品です。当初のラインアップは無糖レモン、糖類50%オフのウメの2種で、いずれも甘くない食事に合わせやすい味わいです。

 さらに、本商品には甘くないだけではない独自の特徴があります。それはしっかりとした“果実感”です。サントリーによると、既存の甘くないチューハイはスッキリめの果実感の商品が多い一方、甘くなくても果実感はしっかり味わいたいというニーズも多いそう。本商品はそのニーズに応える形で発売されました。

 商品には、その名前の由来となった「―196℃製法」による果実浸漬酒が使用されています。果実丸ごとを―196℃で凍結・粉砕し、お酒に漬け込んだもので、これにより皮や種まで含めた果実全体の味わいがお酒になじみ、果汁だけのチューハイとは異なる骨太な果実感が実現されています。

 実際、レモンであれば皮の苦みや種の渋みといった味わいまで感じられ、果実丸ごとのうまみにより無糖チューハイとは思えないほどの飲み応えです。

 発売以来、評判は上々で特筆すべきはリピート率の高さ。サントリーによると、レモンは発売6週間で約25%の方がリピートされたとのことですが、これは同時期に発売された他社の新作缶チューハイより高い水準とのこと。食事に合う甘くない飲み口と確かな果実感を併せ持った味わいに、はまっている方が多いようです。

 そして、10月17日には新たな通年販売品として無糖グレープフルーツを発売。こちらも果実丸ごとの浸漬酒が使用されており、グレープフルーツらしいジューシーな果実感や皮の爽やかな苦みが感じられます。そのしっかりした飲み応えには、数多くの無糖チューハイを飲んできた私でも「無糖でここまで飲み応えがあるのか」と驚いたほどです。

 新作も発売され、ますます勢いに乗る「―196℃ 瞬間凍結」。新たな食中酒の定番として、今後の展開に注目していきましょう!

 ◆ストロングおじさん 年間1000本以上の缶チューハイを飲む缶チューハイ研究家。得意のパワポを駆使し、新製品のレビューから企業の製品開発・プロモーション企画の支援まで手がける。公式サイトは「ストロングおじさんのパワポでまとめるRTDの世界」。「X」(旧ツイッター)は【@strong_ojisan】。