15日(日本時間16日未明)に行われたラグビーW杯フランス大会準々決勝で、イングランドが30―24でフィジーを破り、21日(日本時間22日)の準決勝(対南アフリカ)進出を決めた。イングランド協会のパトロン(支援者)は英王室のキャサリン皇太子妃。夫のウィリアム皇太子はウェールズ協会のパトロンだが、チームは14日(同15日)の準々決勝でアルゼンチンに敗れ、夫妻で明暗が分かれた。
会場のマルセイユ、スタッド・ド・マルセイユには、笑顔のキャサリン妃の姿があった。隣には国際統括団体ワールドラグビーのビル・ボーモン会長ら。先行するイングランドは終盤、24―24と追いつかれたが、最後に突き放した。開幕前の強化試合で史上初めて敗れた相手を下し、屈辱を晴らした。
夫妻の「X」(旧ツイッター)アカウントは、「何という試合だ」と激闘ぶりを伝えるイングランド協会の投稿を紹介した上で「準決勝進出おめでとう」と祝福した。一方、序盤に10点差をつけながら逆転負けしたウェールズに対しては「あなた方が成し遂げたことは誇りに思うべき。もっと強くなって戻ってくることでしょう」と同情の意を示した。ウィリアム皇太子も同じマルセイユでウェールズの試合を観戦していた。
ともに8強入りしたイングランドとウェールズだが、開幕前はともに不振を極めていた。今年の欧州6か国対抗はそれぞれ4、5位。昨秋、ほぼ同時期にヘッドコーチを交代させたが、W杯前の強化試合も内容が冴えなかった。イングランドはフィジーに敗れ、ウェールズは南アフリカに16―62の大敗を喫している。
だがW杯が始まると一変。ともに1次リーグはグループ1位で決勝トーナメントへ。昨年、ヘンリー王子からパトロンを引き継いだキャサリン妃に、イングランド代表はW杯4強入りで応えた。










