ここで沈むわけにはいかない。格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 7」(11月4日、アゼルバイジャン・バクー)で、トフィック・ムサエフ(33=アゼルバイジャン)と対戦する武田光司(28)が、でっかい目標に向けて前進する。

 13日に都内で練習を公開し、「KOだろうが一本だろうが判定だろうが、何をしても勝ちたいです」。昨年大みそかのガジ・ラバダノフ戦、今年4月のルイス・グスタボ戦と連敗中だけに「この状況で、普通ならできる相手じゃない。その中でRIZINが武田光司を選んでくれたので感謝しかない。それには結果で返さないと」と語気を強めた。

 そんな武田の最大の目標は、世界最高峰である米総合格闘技イベント「UFC」への挑戦だ。「UFCの舞台を見て格闘技を始めたんですよ。ここで試合をしてみたいなって。だから最終的な目標はそこです」と断言する。

 一方で「でも、現時点でいきなりUFCに出たところで通用するかどうかって言ったらわからない」と冷静に分析。その上で「RIZINっていう大きな団体でここまで起用してもらって、榊原(信行CEO)さんには本当に感謝しているんです。だから結果を出したい。恩返しした上で『(UFCに)挑戦したい』って言いたいんです」と拳を握った。

 夢に向けて前進する手段は一つしかない。「2連敗して、悔しいんですよ。そういう状況でもこういうふうに起用してもらって…」と唇をかみ締めるや、「2連敗でチャンスをもらっている自分が情けなくて悔しいんです。それをどうしたらいいかっていったら、勝ちしかないんです」と自らを鼓舞した。

 相手は、アゼルバイジャンの〝英雄〟となったムサエフ。強豪相手に力を示し、大きな一歩を踏み出す。