文部科学省が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の解散命令を東京地裁に請求したのを受け、被害者たちが13日、国家内で開かれた立憲民主党「『統一教会』国対ヒアリング」に出席し、「当事者の声を聴いてほしい」と訴えた。

 両親は旧統一教会の合同結婚式で結婚し、祝福を受けた信者で、宗教2世ネットワーク副代表の山本サエコさん(仮名)。旧統一教会に対する解散命令請求が申し立てられたことについて「解散命令請求が申し立てられたにすぎず、判断の場が司法に移っただけです。次は、裁判所にて裁判官に被害の実態を訴えていかなければならない。報道機関の方々はジャニーズ問題でも言われている〝メディアの沈黙〟という弊害を招かぬよう、国民の知る権利の砦(とりで)として報道を続けてほしいです。世間のみなさまからの関心が薄れていくことが非常に怖いです」とコメントした。

 岸田文雄首相は12日に会見を行い、旧統一教会をめぐる問題で「財産保全の法案について承知しているが、現時点では、注視をしていきたい」と発言している。

 財産保全について山本氏は「被害者が個別に訴えを起こせばいいという声があります。宗教法人法に基づく解散命令請求についても、利害関係人である被害者が請求すればよいという声がありました。しかし、生活に困窮し何とか生きている多くの被害者にそのような余力はなく、今般、国が被害者への聞き取りなどを行った結果として、ようやく解散命令請求に至った経緯があります。財産保全についても同様に、当事者の声を聞いてほしいです」と強く訴えた。