ジャーナリストの青木理氏が13日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令請求決定のニュースについてコメントした。

 青木氏は「僕自身、個人的な思いで言えば教団のこれまでの非常にひどい献金であったり、反社会的な活動を考えれば解散命令請求は妥当であろうと思う」とした上で「気になってるのは、なぜこの時期なのか?」と疑問を投げかけた。

 続けて「今回の解散請求命令への動きというのは、どうも官邸主導で行われている。と考えると、政権としてあるいは与党として『旧統一教会との関係を切るんだ』というある種の政治アピール。それから今、衆参の補選が始まっていて、それが20日投開票なので、それに向けて『統一教会を切った』というアピールもあるし、場合によっては衆議院解散戦略なんかもにらみつつ、この時期にしたのではないか」と推測。

 その上で「確かに統一教会は悪いし解散命令請求に値すると思うけども、その統一教会とずーっと蜜月重ねて、本来もっと早くある程度社会的制裁を受けてもおかしくなかった教団が、のうのうと生きてきたのは誰のせいですか?」と厳しく指摘した。

 さらに「これは言うまでもなく、そもそも日本に導き入れた岸信介さんであったり、その後自民党のタカ派の人たちとずっと蜜月で、最後安倍(晋三元首相)が票を差配してたんじゃないか?(という疑惑もある) あるいは90年代に警察が統一教会に捜査入ろうとしたのに政治の意向で止まったとか、2015年に安倍政権でずっと認められなかった名前の変更が認められたとか、あるいはべったりだった数々の秘書がいるとか、選挙応援されてる政治家がいるじゃないですか」と多くの疑惑が残ったままだとした。

 青木氏は「そっちの方の捜査をろくにしないまま、『統一教会だけ解散命令だ!』って、それを政治カードにしちゃうっていうのは、言葉は悪いけど、泥棒が泥棒に入った後に家主に向かって『物騒だから鍵閉めときました』みたいなことに等しい」と批判し「政治の責任というのを全然きちんとしないまま、『解散命令請求だ』『これで断ち切ったんだ』というのはちょっとどうなんですか?という気がする」と表情を曇らせた。