保険金の不正水増し請求から次々と疑惑の渦中にあるビッグモーター(BM)だが、損害保険大手4社がBMから保険金請求があった約5万3000件を調べたところ、3割を超える約1万7000件で不正の疑いが判明している。調査件数は今後も増えるといい、不正の疑いはまだ多くなりそうだ。

 また、店舗前の街路樹が枯れていた問題では除草剤が散布されていた疑惑が指摘されており、神奈川県は同社に対し、原状回復費用として約785万円を請求。横須賀、平塚、藤沢にある店舗で街路樹の枯死などが確認されているという。

 街路樹の原状回復費請求は神奈川からだけではない。今後、同社はいろいろと資金が必要になることが予想される。すでに保有するガリバーの株を一部売却したとも。騒動の影響で客が減っているなか、運転資金確保が急務となっている。

 一方、除草剤が確認された埼玉・所沢にある店舗の前では、雑草が少し生えてきていた。8月中旬のころはほぼ土だったことを思えば大きな変化だ。さらに、敷地には「新入荷」と書かれた車が数台止まっていた。8月には値札の書かれたボードのある車が見当たらない状況だったが、少しは客足が戻ってきているというのか。

 本社機能の一部が置かれる東神奈川店の近隣住民は「人の出入りが増えたり、やじ馬が来たりと騒動になると迷惑ですね」と、騒ぎになることを心配している。