中古車販売大手のビッグモーターが15日、本社を東京・六本木ヒルズから移転させると発表した。この日、同社には街路樹問題で警視庁などの家宅捜索があった。
自動車保険の保険金不正請求を皮切りにパワハラや街路樹問題などさまざまな疑惑が指摘されている同社。業界1位ではあるが、さすがに客足も鈍り、いつまでも高額賃料の六本木ヒルズにいるというわけにはいかなかった。
同社公式サイトによると、移転日は10月1日。新本店を東京・多摩市にある多摩店とし、本社機能の一部を東神奈川店内に置くという。理由は経営合理化を図るためとしている。
多摩店といえば家宅捜索になった原因でもある。多摩店と神奈川・川崎店前の街路樹を伐採していたとして器物損壊の疑いで家宅捜索となっていた。多摩店は大型の店舗であり、新本店としてはうってつけなのかもしれない。
一方で一部の本社機能が移される東神奈川店はどうか。街路樹が無事な店舗として知られ、「隣の隣が警察署だから無事なんだ」などとネットで話題にされたこともあった。
東神奈川店の近隣住民は「わが街に悪いうわさのある企業の本社が来るなんてイヤですね。街路樹、枯れちゃったりしませんよね」と不安がる。
ビッグモーターは10月末までに支援してくれるスポンサー企業を選定したい考え。しかし、街路樹問題ではほかの店舗でも除草剤が検出されており、被害届は増える見込み。また、保険金不正請求の問題でも動きがありそう。支援企業が現れるかは未知数で再建の道のりは険しい。












