元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が29日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。中古車販売大手「ビッグモーター」による自動車保険の保険金不正請求問題についてコメントした。
ビッグモーターを巡っては、金融庁が同社や損害保険ジャパンなど損保大手に報告徴求命令を出す方針。保険の取り扱いに問題がなかったかなどを調べるため、事実関係の説明や関連資料の提出を求める。
このニュースに高橋氏は「今回金融庁は、損保ジャパンだけじゃなくて、一緒にビッグモーターも調べる。なぜビッグモーターを調べるかっていうと、保険の代理店になってるから」と指摘。「どういうメカニズムかっていうと、事故があると保険会社に連絡する。で、保険会社の方は『ビッグモーターで直してください』と紹介する。で、その後に修理偽装して水増し請求するんだけど、それだけだと保険会社は損する。しかし、ビッグモーターは保険代理店だから自賠責を持っており、その契約を保険会社に渡す」と解説した。
自賠責だけではそれほど保険会社は儲からないが「それに任意保険をくっつけるんです。そこでものすごい儲かる。保険会社の方は水増し(請求)があってもおつりがくる。なぜそういうことが起こるかというと、ビッグモーターが修理業と保険代理店を一緒に兼ねてるから。普通金融って、例えば『銀行の代理店』なんて見たことないでしょ? やらせないです。保険だけは例外で、昔から『これちょっとヤバい』っていう話がずっとあった」とからくりを分析した。
MCの東野幸治が「でも中古車屋さんの保険の代理店業というのは、金融庁が許可出したから…」と疑問をぶつけると、高橋氏は「これ昔からある話だから、あんまり本当は出しちゃいけないんだけど、出ちゃって」と〝慣例化〟していたと説明。
東野は「ちょっと待って、『あんまり出しちゃいけないけど出ちゃって』って何ですか?」と食い下がったが、高橋氏は「昔からこういうふうに保険の代理店は、ほかの業務やってても結構認可しちゃってる」とぶっちゃけ「だから銀行はないんだけど、保険はあるっていうのはそういう意味。これはあんまりいい話じゃないから、金融庁は必死になってやります。だからこれ、要するに保険会社とビッグモーターがグルっていうか、結託(してる)」と今後の調査に注目していた。












