格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 6」(1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で、〝元・戦うフリーター〟こと所英男(46)がアラン〝ヒロ〟ヤマニハ(37=ブラジル)に無念の判定負けを喫した。

 1ラウンド(R)はスタンドの攻防から中盤、ヤマニハに組み付かれてグラウンドの攻防になる。そこで相手の片脚を両脚で挟んでハーフガードで下になった所は、巧みにブリッジで上下を入れ替えて攻勢に出た。その後立ち上がって「猪木アリ状態」で背中をマットにつけているヤマニハに踏みつけ攻撃を放ったが、この足を捕まれてバックを取られる大ピンチ。R終盤はそこから首を狙うヤマニハの猛攻に防戦一方になったが一本は許さなかった。

 2Rは序盤にヤマニハの左フックでグラつかされる場面もあったが、そこから持ち直す。タックルから側転の動きを入れて上を取って意地を見せた。

 最終3Rは開始早々組み付かれ、そこからバックを狙われる苦しい展開でスタートする。しかし体を反転させて上になると両脚で体を挟まれるクローズドガードを割ってハーフガードに移行し、肩固めを狙うなどした。ここから最後の逆転を狙い上から攻勢を仕掛けたがそこでも三角絞めをセットされてしまう。だがその瞬間にゴングが鳴り、結果は判定0―3で無念の敗北となった。

 試合後、晴れ晴れとした表情でケージを降りた所だが、インタビュースペースでは「ヒロ強かったなっていう相手をリスペクトする気持ちと、また期待に応えられなかったなという悔しい気持ちです」と目に涙を浮かべる。ヤマニハのグラウンド技術について「もっとバックを取られても動けると思ったし、フックされても動いてパスできる自信があったんですけど、レベルが高かったというか、強かったです」と振り返った。さらに最後に狙った肩固めの動きを「ああいう動きって自分の動きじゃないんですけど、金原(正徳)さんへの憧れが強すぎました…。でも後悔はないです」と苦笑い。今後については「ちょっと今は考えられないです」と首を振った。

 なお、ケージサイドでは家族とともに息子も観戦していたが、試合開始前から終了まで爆睡している様子が生中継した「ABEMA PPV」でもバッチリ放送されていた。これには「寝てたんで(試合後に)起こしたらビックリされちゃって、かわいいなあと思いました」と笑顔。そして「子供には伝わらなかったですね。小学校1年生で今日、東京から来て、そりゃ疲れますよね」と話していた。