悲願の賜杯獲得となるか。大相撲秋場所8日目(17日、東京・両国国技館)、元大関の東前頭7枚目高安(33=田子ノ浦)が同じく元大関の東前頭11枚目御嶽海(30=出羽海)をはたき込んで7勝目(1敗)。東前頭15枚目熱海富士(21=伊勢ヶ浜)と並んで、優勝争いをリードしている。
高安は取組後、大きな拍手が送られた熱戦を振り返り「今日は力が入っていたし、慎重にいくことしか考えていなかった。(お客さんに)喜んでもらえてよかったですし、それが一番ありがたいですね」と納得の表情を浮かべた。
大関経験を持つベテランの高安だが、優勝経験はない。2022年3月場所の優勝決定戦では、当時関脇の若隆景に敗れるなど、あと一歩のところで涙をのんできた。しかし、今場所は番付上位の力士が軒並み低空飛行。特に大関陣では、8日目終了時点で貴景勝(27=常盤山)と霧島(27=陸奥)がいずれも5勝3敗、先場所優勝の豊昇龍(24=立浪)がまさかの3勝5敗に沈んでいる。
悲願の初優勝へ、高安は「取りたい相撲ができている。内容もいいし、これが明日以降もしっかりと土俵でできればいい」と確かな手応えを感じている。
元大関の実力者が、この上ないチャンスをつかみ取ることができるのか。












