大関経験者が意地を見せた。大相撲秋場所7日目(16日、東京・両国国技館)、元大関の幕内正代(31=時津風)が大関貴景勝(27=常盤山)を破って3勝目(4敗)。貴景勝に右、左と顔面を張られてもひるまない。相手の引きに乗じて前に出ると、そのまま一気に押し出した。

 取組前には、過去6勝15敗の対戦成績を目にして「そんなに負けてるんだと。逆に思い切っていけた」と開き直って土俵へ。取組後は「立ち合いで下がらなかったのが、その後の出足につながった。引く考えはなかったので」と胸を張った。

 今場所は初日から3連敗と出遅れたが、3大関のうち2人を撃破するなど上り調子。元大関は「内容もよくなってきた」とうなずいた。