元大関が厳しい現実に直面している。大相撲秋場所6日目(15日、東京・両国国技館)、幕内朝乃山(29=高砂)が大関豊昇龍(24=立浪)に黒星を喫し、3日目から4連敗となった。右四つから上手を取って前に出たが、相手の下手投げで逆転負け。3日連続で続いた大関戦で〝全敗〟し、番付の違いを見せつけられた。

下手投げされ顔をゆがめる朝乃山(右)
下手投げされ顔をゆがめる朝乃山(右)

 取組後は「上手が遠かったし、取ってからも大関の攻めが早かった。先場所で負けた雪辱? それはもちろんありました」と無念の表情。大関戦3連敗には「負けているので、結果を受け止めるしかない。稽古や心技体が足りない。負けを今後に生かす? 生かすどころか、相撲がダメなので何も生かせない。これが今の自分の実力」と力不足を認め「(2連勝した)最初の2日間は何だったんでしょう。幻?」と自嘲気味に語った。

 6日目を終えて2勝4敗。ただ、当面の目標に置く三役復帰の可能性までが消えたわけではない。元大関は「切り替えるしかない。一日一番。精一杯取り切ることを考えたい」と必死に前を向いた。