ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組第2戦(17日=日本時間18日、ニース)の日本代表対イングランド代表戦を裁く主審に、英国メディアが目を光らせている。

 英国メディア「デーリー・メール」は日本―イングランド戦の主審について「かつて試合後に刺されたことがあるジョージアの若きセンセーションであることが明らかになった。すでにファレルにカードを出している!」と、若き〝やり手〟だと警戒した。

 同メディアによると、主審を務める28歳のニカ・アマシュケリ氏は、ジョージア出身。デビューからわずか4年で国際主要大会を裁き、注目を浴びている人物だ。

 同メディアはイングランドとの因縁についても注目。「最近では、8月に行われたイングランド対ウェールズの強化試合中に、アマシュケリがオーウェン・ファレルにカードを出し、話題になった。このイエロー後にレッドに格上げ。ファレルはレッドが覆された後、当初は出場停止処分を免れたが、2度目の審理で4試合の出場停止処分を受けた」と、日本戦まで出場停止となった主将ファレルにカードを出した人物だと強調した。

 また、アマシュケリ氏の悲壮な過去についても報道。2016年、ジョージア国内リーグでアルミア対バトゥミを担当した。同メディアによると結果は引き分けとなったが「この結果にはアマシュケリとバトゥミの主将との間の意思疎通がうまくいかなかったことが影響したため、サポーターの怒りを招いた。試合終了のホイッスル直後、アマシュケリは足を刺された」と、なんとサポーターから暴挙を受けてしまった。

 アマシュケリ氏は「私がピッチを去った後、多くの暴言や罵声があり、サポーターもそれに続いた。誰かがナイフを持っていました。突然、足に何かを感じました。下を見ると血が流れ出ていました。刺されたんです」と当時の様子を英国メディア「テレグラフ」に語ったという。

 衝撃的な経験にもかかわらず、主審としてのキャリアを継続させ、W杯で主要試合を任されるに至ったアマシュケリ氏。日本―イングランド戦でのレフェリングに、世界が注目しそうだ。