【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#531】水生UMAといえば、古典的には首長竜を想起させたり、その正体についても、ウナギやナマズそしてタコやイカなどの巨大化した魚介類、アザラシなどの海獣類と推測されたりするなど、総じて水中に適した生物の姿でとらえられることが多い。
中には、南極海の「ニンゲン」や北極海の「ヒトガタ」のような例外もある。これらは海中に潜むヒューマノイド型UMAとされており、その真っ白でのっぺりとした全身と、いかにも人体を思わせる頭部や手の形状など、それ以外の水生生物のスタイルとはまた異なる描写が強烈なインパクトを与える。
このニンゲンやヒトガタは遠い南極や北極の存在かと思いきや、なんと日本の海底で目撃されたとみられる映像が残っているというのだ。映像は、神奈川県の相模湾の海中調査のために沈められた水中カメラのものであるという。画面に表示された写し込みを見ると、2010年ごろに撮影されたものであると思われる。
海底をゆっくりと移動するカメラの前方に、全体的に白っぽく、滑らかで丸みのあるフォルムをした生物とおぼしき姿がたたずむような形で映し出されている。光る2つの目がなんとも特徴的だ。
丸みを帯びてツルツルとしたようなこの風体は、確かにニンゲンやヒトガタを連想させる。この存在の正体については、ニンゲンやヒトガタと同じようにクジラなど別の生物を誤認したのではないかとも言われているが、ほとんど動きを見せないところから岩石の誤認ではないかとも推測されている。
相模湾はゴミの不法投棄などがおよそ30年前から問題となっており、有人潜水調査船によって多くのゴミが海底に沈んでいることも明らかになっている。この「相模湾のニンゲン」とも言える存在は、そのように投棄された何らかの物品や置物だったものが朽ちゆく姿なのだろうか。
仮に相模湾にニンゲンやヒトガタのような何らかの生命体が生息していたとしても、我々のゴミによる汚染の犠牲となっている可能性を思うと心苦しいものである。













