開幕まで2週間を切った「Mリーグ」2023―24シーズンの注目は何といっても新参戦チーム「BEASTJapanext」。5月には優勝者がドラフト指名権を得られるオーディションを開催したことでも話題になったが、そこで優勝したのが菅原千瑛だ。勝負強さと“困り顔”の秘密に迫った。

 ――オーディションを勝ち抜いての指名となった

 菅原 あのときは本当にたくさんの方に応援していただいて、勝った後も反響がすごかったです。

 ――開幕が迫ってきた

 菅原 まだあの舞台に立ったわけではないのでMリーガーになった実感はそれほどないのですが、だからこそワクワクしています。緊張というより楽しみですね。

 ――菅原さんの麻雀を知らない人に向けて、どんなタイプなのかを教えてください

 菅原 メンゼンで手役を作るタイプで、基本は攻撃型です。ルールによって打ち方は変えますが、攻めるのが好きなので、(攻撃色の強い)チームカラーにも合っているかと思います。

 ――自分の強み

 菅原 ここ一番というところで腹をくくって、しっかり勝負できるところです。

 ――Mリーグでもその部分を見てほしい?

 菅原 そうですね。しっかり手役を作って、勝負どころでヒヨらずに攻めていきたいです。意外と普通のことかもしれませんが、決勝で負けた経験もありますし、プロとして10年以上やってきて、その部分はやはり大事だと考えています。

ここ一番で腹をくくれる勝負師
ここ一番で腹をくくれる勝負師

 ――チーム内でのポジション

 菅原 先輩も後輩もいるので真ん中あたり。先鋒や大将というより、中堅的なポジションですかね。

 ――チームメートの中田花奈選手は所属団体の後輩

 菅原 何度も対戦していますし、トーナメントの決勝で当たったこともあります。番組の収録でもちょくちょく会っていたので安心というか、一緒にやれるのが楽しみです。

 ――前述のオーディションでは対局中の困り顔も話題になった

 菅原 すごく反響があったのでいろいろなところで言われるようになったんですが、めちゃくちゃ考えている時にあの顔になってしまうんです。眉間に力が入ってしまうというか…ただ、麻雀の時にしか出ません。普段のときに「やってください」と言われてもできないんですよ(苦笑)。

話題になった困り顔
話題になった困り顔

 ――普段はニコニコなさってますもんね

 菅原 はい。あまり泣いたり怒ったりというタイプではなく、笑っていることが多いです。

 ――試合での髪形も「かわいい」と評判になった

 菅原(オーディションの)決勝は狼をイメージしました。チームのロゴにも狼がいるので、Mリーグでもやるかもしれないですね。魅せるという意味で髪形はいろいろやっていこうかなと思っています。

 ――戦ってみたいMリーガー

 菅原 伊達(朱里紗)選手。同じ学年ですし、桜蕾戦(日本プロ麻雀連盟のタイトル)の1期(優勝者)が伊達選手で、私が2期というのもありますし、やってみたいです。

 ――男性プロでは

 菅原 プロになった頃に女流勉強会で先生として教えてくださった滝沢(和典)さんや、自団体の大先輩であまり戦ったことのない瀬戸熊(直樹)さんともMリーグという舞台で対戦してみたいです。

 ――初年度への意気込みを改めて

 菅原 具体的な目標となる数字を設けているわけではありませんが、チームのためにしっかりポイントを持ち帰りたいです。何より、オーディション優勝者として、参加者174人の分も頑張らないといけませんし、負けたくないですね。そして、今回ご縁のあったジャパネットたかたさんのテーマソングに「北の町から南の町まで素敵な夢を届けます」という歌詞があるように、私も北から南まで、全国各地にいらっしゃる麻雀ファンの方に、あきらめない気持ちや夢を届けられたらと思っています。応援よろしくお願いします。

オーディションを共に戦ったプロからもエールを贈られた
オーディションを共に戦ったプロからもエールを贈られた

 ◆すがわら・ひろえ 1991年12月2日生まれ。日本プロ麻雀連盟所属。「RTD Girls Tournament 2021」「第2期桜蕾戦」優勝。

 ◆BEASTJapanext(ビースト・ジャパネクスト)2023―24シーズンから参戦する新チーム(Mリーグ9チーム目)。今回インタビューしている菅原のほか、猿川真寿、プロ棋士とプロ雀士の二刀流で話題の鈴木大介、元乃木坂46でプロ雀士の中田花奈の4人で戦う。