和田アキ子が3日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)で、ジャニーズ事務所を揺るがしているジャニー喜多川氏による性加害問題について言及した。
8月末、第三者期間の「外部専門家による再発防止特別チーム」が会見を開き、ジャニー氏の性加害を認定した上で、藤島ジュリー景子氏の辞任を提言した。会見で被害者が数百人に及ぶことは「不自然ではない」とされたことに、和田は「不自然な数ではない…」と絶句。性被害の被害者の証言には「ちょっと生々しすぎると言うか…。そういうことも本当にあったんですね…」と言葉が出て来ない様子だ。
その上で「みんな10代の時に(性被害を)受けたわけでしょ。ジュニアたちの間ではもう、ウワサというか評判になっていた。マネージャーとか、当時まだお元気だったメリーさんとかに話せなかったのかな」と疑問を呈した。メリーさんというのは、ジャニー氏の姉、現社長のジュリー氏の母で、名誉会長だったメリー喜多川氏のことだ。
過去にはマネジャーに相談しても「デビューしたければ我慢するしかない」と言われた被害者がいるなど、事務所全体で隠ぺいしていたと指摘されている。
そんな状況を踏まえて和田は「メリーさんのお嬢様がジュリーで、ジャニーさんは叔父さんにあたるわけでしょ。そういうことを知らなかったと言っても、ジュリーさんが社長になる前、お母さんとして親子として話せなかったのかな。会社の上司としてじゃなくて、お母さん実はこういうウワサが立っているんだけどとか」と話した。
ジャニーズは7日に会見を開き、一部では東山紀之が新社長就任という報道もある。和田は「(人事は)これは私たちが言うべき問題じゃないからね。ここで引き受けるのもすごく大変ですよ」としつつ、「もっともっと長い時間をかけて、各々が、全員納得は無理だけど、誠意を感じられるようにしてほしいですね」と被害者救済を訴えていた。