ハロウィーンの主役になるか。中古車販売大手ビッグモーターの「つなぎ」がフリマアプリやネットオークションで大量に売買されている。価格は5000円から1万円ほど。自動車保険の保険金不正請求に街路樹問題と話題の会社であることは間違いないが、つなぎを買ってどうするというのか。

 フリマアプリをのぞくと、ビッグモーターのロゴが入った青ベースに首や肩周りが白に配色されたつなぎが何着も販売されているのが確認できた。なかには未使用品もある。購入する人は何の目的があるというのか。

 商品の説明にヒントがあった。「農作業や車の整備にいかがでしょうか」というオーソドックスなものは少数派で、「ネタ、仮装、作業用にどうでしょうか」「ハロウィーンのコスプレなどにいかがでしょうか」と、コスプレグッズとしての需要があるようなのだ。

 日本では10月末のハロウィーンに東京・渋谷など日本各地で仮装した人が集まって騒ぐことが毎年話題になっている。今年のハロウィーンはビッグモーターのコスプレをした人が大量発生するかもしれないというのか。

 毎年、渋谷ハロウィーンを観察しているサブカル系ライターは「ハロウィーンではあまり時事ネタを扱ったコスプレはなかったように思います」と振り返りつつ、「基本的にはゾンビやジェイソンなどホラー系のコスプレなんですよね。そう考えるとビッグモーターのコスプレはある意味のホラー枠になり得るかもしれません。靴下にゴルフボールを入れて客の車を叩くとか、街路樹を除草剤で枯らすとかって〝怖い話〟ですよね」と話した。

 忘年会ネタにも使える。新型コロナウイルスにより2020年末から忘年会を控えていた会社・組織は多い。今年の年末には開催したいというところもあるだろう。「まさに忘年会の余興にうってつけでは? ビッグモーターのつなぎを着た人たちとスーツを着た副社長ら〝ロイヤルファミリー〟とで集団の芸をする。内容次第では面白くなるかもしれません」(同)

 すでに今月行われたコスプレイヤーらが集まるコミケこと「コミックマーケット」では、ビッグモーターのつなぎを着たコスプレイヤーが現れ、話題になっていた。「ハロウィーン直前は駆け込み需要といいますか、つなぎを買いたい人が殺到する恐れがあるので今からネットで買っておこうという人が多いのかもしれません」(同)

 ビッグモーターは今後も経営がどうなるかなど話題が続く見込み。果たしてハロウィーンはどうなるか。