日本テレビの看板番組「24時間テレビ」(26、27日)の人気企画、チャリティーマラソンのランナーは放送当日に発表されることになった。2017年のブルゾンちえみ(藤原しおり)以来となるが、この時とは事情が全く違い、〝消極的な当日発表〟だという。いったい、どういうことなのか?
19日放送の日テレ系「SHOWチャンネル」内で、24時間テレビの総合司会・羽鳥慎一アナは「今年のランナーですが、実は当日発表でございます」と伝えた。例年、事前にランナーの名前が発表され、マラソンの練習風景がオンエアされるなど、番組盛り上げに大きく寄与してきただけに、異例の事態となった。
過去を振り返れば当日発表というのは、17年にもあった。この年は24時間テレビの出演者全員にマラソンランナーの可能性があると通達され、練習メニューまで渡される念の入れようだった。このような形にした目的は「事前に『誰が走るのだろう?』と視聴者に興味を持ってもらい、スタート時により注目してもらうためだった」(日テレ関係者)
17年が積極的な当日発表ならば、今年は消極的な当日発表と言えるだろう。なぜなら今年の24時間テレビには逆風が吹き荒れているからだ。
メインパーソナリティーが「なにわ男子」で、系列の読売テレビのスペシャルサポーターは「Aぇ!group」、中京テレビのメインパーソナリティーは「美 少年」とジャニーズ所属タレントのオンパレード。決して珍しい光景ではないのだが、今年はジャニー喜多川氏の性加害問題が全く収束しておらず、〝ジャニーズ24時間テレビ〟にも批判的な目が向けられている。
「日テレとしては番組を盛り上げるため、いろいろ発表したいところですが、変に目立ち過ぎてしまうと、ジャニーズの性加害問題と関連付けられてしまう恐れがある。そんな中でマラソンランナーを発表すれば、そのランナーにもどんな声が届くか分からない。事前に発表しなかったのは、目立つことを避けたということでしょう」(制作会社関係者)
いったい今年は誰が走るのか。「局内でもかん口令が敷かれている」(前出日テレ関係者)とトップシークレット扱いのため、さまざまなウワサが流れている。その中で最も多く名前が出てくるのは、なにわ男子のメンバーだ。
そうだとすると、24時間テレビ内でドラマに出演する道枝駿佑は、まず真っ先に外れるだろう。「有力視されているのは大橋和也、藤原丈一郎あたり。大橋は〝元気印〟をモットーとしているので、マラソンにはうってつけ。またプロ野球・オリックス大好きの藤原は最近、日焼けしていると言われており、それこそマラソンの練習をしているのではないかとささやかれているのです」(芸能関係者)
例年とは違って変にザワザワしている24時間テレビで、誰がランナーを務めるのか。