新体制発足で第2章幕開けを宣言した立ち技格闘技「K―1」に、創始者の正道会館・石井和義館長(70)が「金言」を送った。新プロデューサーに就任したカルロス菊田氏の〝経験値〟に太鼓判を押しつつ、世界進出に期待を寄せた。

「ReBOOT」を掲げて体制を一新したK―1は菊田氏をプロデューサーに迎え、無差別級の「K―1 WORLD GP」と中軽量級の「K―1 WORLD MAX」の両ブランドを復活させると発表した。初陣となる9月10日の横浜アリーナ大会では、8選手参加の無差別級トーナメントを開催する。

 石井館長は「本来のK―1の姿だと思います。世界を相手にビジネスをしていくのかな、と思いますね」と読み解く。カギを握るのが新プロデューサーだとして「菊田君は旧K―1でも世界に映像を売っていて、その功績は大きいんです。ノウハウを持っているから、今回も世界を相手に大きなビジネスをしていけるんじゃないか。彼が入ることでK―1がインターナショナルになっていくのを楽しみにしています」と語気を強めた。

 すでに競技名が世界で認知されていることが強みだとして「『K―1』という名を使って世界中でイベントをやれば、(米総合格闘技イベント)UFCに続いて世界中を席巻できる格闘技コンテンツになりえる」。そのために「強い王者を連れてくることでしょう。僕が第1回をやった時もモーリス・スミスやピーター・アーツといった〝本物の世界王者〟を連れてきました。多少無理をしてでも集めることが大事」と選手の質にこだわるよう助言した。

 他団体との関係についても方針を転換。〝鎖国〟とまで呼ばれた状況から一転して、積極交流することも決まった。これを「いいことだと思いますよ。今は選手もいろんな団体に出たいから(交流がないと)引き留めておくことができなくなってくるので」と歓迎。その上で「逆を言えばキックの団体は頑張らないといけないですよね。これを機にK―1の独占状態になる可能性があるから」と他の立ち技団体にも奮起を促した。

 創始者の熱い期待に応える飛躍はなるか。