フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成したプロスケーターの羽生結弦(28)による、さらなる〝サプライズ〟に期待が高まっている。羽生は4日に自身のSNSで入籍を電撃発表し、日本中を驚かせた。プロ転向から1年が経過しても、存在感は衰えるどころか日に日に増すばかり。そのズバ抜けたオーラと実力から、フィギュア関係者も将来的な競技復帰に太鼓判を押している。

 羽生は4日午後11時11分に自身の公式SNSを更新し「この度、私、羽生結弦は入籍する運びとなりました」と報告。「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」「天赦日」「大安」の3つが重なった2023年屈指の〝大開運日〟に飛び込んだ超ビッグニュースには、多くのスケーターやファンが祝福のメッセージを寄せた。

 一方で、SNS上では「急性羽生ロス症候群…主症状」として「眠れない」「ただ泣ける」「失恋した気分」「うれしいはずなのに涙が出る」など悲しみに暮れる声も続出。羽生人気が高いことで知られる中国のファンからも「症状出まくりです…」「昨夜から1時間も寝ていないです」と悲鳴が上がっている。

 そうした中、一部のファンから待望されているのが、さらなる〝サプライズ〟だ。22年7月にプロとしての活動をスタートさせた羽生は、同年11、12月に単独アイスショー「プロローグ」を開催。今年2月にはスケーター史上初の東京ドーム公演「GIFT」を大成功させるなど、依然として絶大な人気を誇る。直近の5~6月に行われた「ファンタジー・オン・アイス」でも圧巻の演技で観衆を魅了した。

 キレキレのパフォーマンスは、競技者時代と全く変わらない。あるフィギュア関係者は「『ファンタジー』での羽生くんは本当にすごかった。今でも進化をしていると思う。今の状態だったら試合に出ても勝てるんじゃないかな」と大絶賛。昨季は宇野昌磨(トヨタ自動車)が世界選手権で2連覇を成し遂げ、三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)も世界ジュニア選手権を優勝した。日本勢が世界を席巻している今でも、羽生の能力はダントツだという。

 長年にわたり世界のトップで活躍してきた羽生は、22年7月のプロ転向会見で「これから競技会というものに出るつもりはないです。そこに対する評価をもう求めなくなってしまったという気持ちもあります」と将来的な復帰について否定。多くのファンも羽生の気持ちに深い理解を示している。

 しかし、取材に応じたファンは「やっぱり復帰してくれたらうれしいですよ。プライベートが変わったら、また表現の面で変わるかもしれないし、その時の感情で演技に変化が生まれるからスケートって面白いですよね」と次なる〝電撃発表〟を心待ちにする。

 過去には10年バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔氏、1992年アルベールビル五輪銀メダルの伊藤みどり氏が復帰した事例がある。現時点で羽生が近いうちに競技会の世界へ戻る可能性は低いが、4日の入籍報告文には「今日も、人生をかけて『羽生結弦』のスケートを深め、一生懸命に努力を続け、進化していきます。これからも、最高のスケートができるよう、一つ一つ、一瞬一瞬を積み重ね続けます」との決意がつづられていた。

 再び競技者の血が騒ぎ出した時、世界の舞台で躍動する羽生の姿が見られるかもしれない。