脳科学者の茂木健一郎氏(60)が2日「X」(旧ツイッター)を更新。自民党の党女性局所属議員によるフランス研修で、松川るい参議院議員らがエッフェル塔前などでポーズを決める写真をSNSに投稿した問題について、連続ツイートした。
茂木氏は1日に「写真一枚で目くじらを立ててそのような底の浅い義憤とやらが通ってしまう世相の方がよほど問題だと思う」「みんな余裕なさすぎ」と投稿した。
この投稿には反発の声が多数寄せられたようで、茂木氏は「昨日このことについて一つツイートしたら、たくさんのご意見をいただいた。統計的に要約すると、実際に日本人には余裕がない、そしてそのような日本にしたのは自民党だということらしい。それならば、次の選挙で政権交代すればいいだけの話だと思う」と指摘。
さらに「以前から言っているように、私は日本の政治で最も大切なことは今よりももっと政権交代があることだと思う。もし自民党の議員さんが庶民の余裕のない生活から見たら乖離した余裕のある行動をとっていると思うのならば、選挙で示せばいい。それ以上でもそれ以下でもない」と持論を展開した。
また「いただいた意見をアンサンブルとして見ていて解せなかったのは、パリに出かけること自体を無意味とか無駄とか言う主張で、ネットで情報収集すれば行かなくて済むとか、そういう考え方は人間の経験とか学びの本質がわかっていない的外れの思考だと思う」と反論。
今回の研修が無駄という意見もあるが「国会議員だから、普通の人がいけない立法府や政府関連機関に行ったり、向こうのlaw makerと話すといった時間は持てるだろうし、実際持っているんだと思うけど、それ以外に、パリの町並みとか人々の様子とかそういうところからいろいろ知見を得ることも重要だ」とその意義を強調した上で「視察旅行に家族をつれていくのが不適切、という主張もところどころにあったけれども、全く理解できない。今大切な価値とされているワークライフバランス的にも、むしろ好ましいことではないだろうか」とも。
続けて「写真何枚かで自民党の視察旅行の全体がわかった気になったり、それを叩く空気に自分で考えることなくのっかったり、空気と異なる自分の考えを述べる人に『逆張り』などと言ったり、そのようなインテリジェンスのない思考停止の考えこそが日本の没落の原因ではないだろうか」と、今回の写真に対する反応に対する持論を展開した。
さらに「昨日のツイートに付け加えれば、エッフェル塔写真事件に対する日本人の反応の限界は、余裕のなさと同時にユーモアのセンスの欠如だろう。毒にも薬にもならないゆるいお笑いを良しとしている日本の社会構造の中に、30年の没落の根本原因があると私には思える」と結論付けている。












