王座取りに前進だ。格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.2」(30日、さいたまスーパーアリーナ)で、米ベラトール所属の渡辺華奈(34)がヴィタ・アルテイガ(35=米国)に判定3―0で下し、凱旋勝利を飾った。

 約3年7か月ぶりの日本凱旋試合はケージ、5分3ラウンド(R)のユニファイトルール。第1Rは長いリーチを生かしてのパンチを狙うが、アルテイガの右フックとヒザ蹴りを浴びて、なかなか前に踏み込めない。終了間際に、ようやくタックルでテークダウンに成功。すぐさまバックに回って攻勢をかけた。

 第2Rもタックルで組みつき、何度もアルテイガを金網に押しつけた。試合をコントールしたまま、第3Rも執ようにタックルを仕掛け、ペースを譲らない。終盤にタックルを切り返されてピンチの場面もあったが、何とかしのいで、競り勝った。

 凱旋勝利に渡辺は「かなり際どい判定だなと思って、判定を聞くまでドキドキしていた。ほっとしている」と安堵の表情。その上で「結果はすごくうれしいが、自分の思った試合の展開や動きができなかったので悔しい気持ち」と、反省が口をついた。

 それでも価値ある1勝だ。渡辺は「ベラトールフライ級のベルトを狙っていく」ときっぱり。これを受け、ベラトールのスコット・コーカー代表も「次のタイトルマッチの勝者と、渡辺選手が戦える可能性はある」と話し、王座戦に一歩近づいたことを明かした。

 柔道出身の渡辺が、王座取りにリーチだ。