格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.2」(30日、さいたまスーパーアリーナ)での「ベラトールライト級GP」1回戦でパトリッキー・ピットブル(37=ブラジル)と対戦するRIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(33=ブラジル)が、絆を力にして勝利を誓った。

 当初、パトリッキーとはAJ・マッキーが出場予定だったが、健康上の理由で欠場。代わってサトシの緊急出場が、試合のわずか4日前となる26日に発表された。それでも「コンディションは、いつも練習しているからそんなに変わらない」と話したサトシは、29日の計量も72・74キロでパスした。

 そんなサトシの出場を後押ししたのが、兄で昨年7月に総合格闘技(MMA)から引退したマルコス・ヨシオ・ソウザ(38)の存在だ。MMAは引退したが、7月に行われた柔術のアジア大会「IBJJFアジア柔術選手権」に出場。約5年ぶりに柔術の試合に復帰し、アダルト黒帯のスーパーヘビー級で見事に優勝した。

 サトシは「お兄ちゃんが大会に戻った、その気持ちがうれしかったです。その姿を見ていたから、私も今回すぐ試合に出ようと決めました。モチベーションになりました」と兄の姿に勇気をもらったと明かす。さらに「いつも一緒に練習しているけど、試合に出るって決まってから練習の強度も上がったので、プラスになりました」と拳を握る。

 さらに同じボンサイのチームメートであるクレベル・コイケへの思いもある。RIZINフェザー級王座を獲得も、6月24日の鈴木千裕とのV1戦の計量を400グラムオーバーでクリアできず。まさかの王座はく奪となっているだけに「ベルトがなくても、私の気持ちは変わらない。クレベルはチャンピオン。だから、私が今回勝って、クレベルがまたすぐに(タイトル戦に)いけるようにバトンを渡したいんです」と力を込めた。

 誰よりも強い〝ファミリーの絆〟で緊急登板を勝ち抜くつもりだ。