元女子レスリング選手で、2016年リオ五輪48キロ級で金メダルを獲得した登坂絵莉氏(29)が、パリ五輪まで1年と迫ったアスリートの気持ちを分析した。

 登坂氏は26日、都内で行われた「パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント」に、00年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子氏(51)、21年東京五輪卓球混合ダブルス金メダルの水谷隼氏(34)、プロハンドボール選手の土井レミイ杏利(33)とともに出席した。

 登坂氏は現役当時の経験を踏まえ、「(開催までの)1年前から五輪に照準を合わせて、金メダルを取ることは決めていた。レスリングは約1年前に代表が内定するし、この1年を切ると緊張感がすごく高まる。これから、アスリートにとっては難しい1年になると思う」と選手心理を分析する。

 東京五輪が延期となり、調整期間が短くなった影響については「選手は、休む暇がなかったと思う。私はリオ五輪の後に、古傷の手術や回復の時間をつくった。(今回は)すぐに予選が始まるため、スパンが短くなる。だけど目標はいつも以上に近いので、モチベーションの維持はしやすいのでは」と今大会限りのメリットを挙げた。