苦難の末に発掘した原石はダイヤとなるか。ボクシング元世界3階級制覇王者で「3150ファイト」のファウンダーを務める亀田興毅氏(36)が11日に都内で会見し、10日まで行っていたアフリカ・タンザニアでのボクサー発掘について説明した。

「ジムにリングがなかったり、下が砂の所で練習していたりと想像つかないような環境があった。(タンザニアの選手は)トレーナーもいないのに、ナチュラルに計量する前のような体をしていて、すごく魅力的。フィジカルも強いし、ちゃんとした環境を整えてあげれば、すごく強くなる」とポテンシャルを高く評価。3人の選手を年内の興行に起用する方針を明らかにした。

 成果があったタンザニア遠征だが、その裏では相当な苦労もあった様子。「野生の動物がそこらじゅうにいて、人間と共存している。(動物に)追いかけられることもあった。改めて日本がどれだけ恵まれているかを実感したし、考え方も変わった」と吐露した。

 さらに、前夜に帰国してこの日会見と多忙なスケジュールもあり「最近、忙しすぎて頭頂部が薄くなってきた」と仰天告白。単なるジョークではなく、某大手かつらメーカーの「社長に相談した」と明かしたほどだ。

 苦労は尽きないが、それでもボクシング界の発展のために動き続ける覚悟だ。「タンザニアだけでなく、いろんな国に目を向けていきたい。アカデミーを現地に作って、選手を育成する。ボクシングを通じて全世界に夢と希望を与えたい」

 亀田流でボクシング界に変革をもたらす。