ヘンリー王子が回顧録「スペア」で薬物使用を告白したことで、保守系シンクタンク・ヘリテージ財団は、ヘンリー王子のビザ申請の内容を法廷で公開するよう要求していたが、国土安全保障省(DHS)は書類上で10日にこの訴えを再び退け、公開を拒否した。英各メディアが報じた。
ヘリテージ財団は6月にも同様の訴えを起こしていたが、国土安全保障省は「対象者のプライバシー上の利益を無効にする」として、6月14日にもヘリテージ財団の要求を拒否していた。同財団はこの裁定を受けて控訴していたが、再び要求は却下された。
前回は法廷で公開却下が言い渡されたが、今回はカール・ニコルズ判事が差し止め命令を出すことを拒否し、米当局に対しヘリテージ財団に対応するよう指示した。その後、グループの主任弁護士サミュエル・デューイ氏によって、DHS上級局長ジミー・ウルフリー氏からの手紙がヘリテージ財団と共有された。この手紙には、ヘンリー王子の書類が保管されているかどうかの確認も拒否されたと記されていたという。
この決定を受けて、ヘリテージ財団のナイル・ガーディナー氏はネット上で「透明性ゼロのバイデン政権から(このような答えが)出てくるのは驚くべきことではない。本当に意味がない」と怒りのコメントを発している。
米国の法律では、薬物使用を認め、米国への入国または移住を希望する外国人は、その際にいくつかの課題に直面する可能性がある。薬物摂取を理由にビザ申請は拒否される場合があるものの、厳格かつ明確な規則は設けられていない。取りあえず物議は醸したものの、ヘンリー王子の場合は入国拒否という最悪の結果には至らなかった。












