【元局アナ青池奈津子のメジャー通信】近ごろ「いい睡眠方法は?」と選手に聞くことにハマっている。
きっかけは大谷翔平投手(29)がよく寝るというので、他の選手は1日どのくらい寝ているのだろうかと聞き始めたのだが、よく寝られる人、寝られない人、本当にまちまちで、今のところ聞いた中では最短がホセ・アブレイユの6時間半(子供のころから全然寝られないらしい)、最長がジーン・セグラの13~14時間(「回復は寝るに限る!」との回答)、次がネルソン・クルーズの10~12時間(瞑想・深呼吸愛好家)だった。全体的には8~10時間を目指している選手が多かったが、子供がいる選手の多くはなかなか難しいと嘆く。
睡眠時間以上に、この話題に対する選手たちの反応が思いのほか真剣なのが面白かった。夜にアドレナリンを全開にする職種柄、なかなか寝つけないことに悩む選手が結構多く、工夫やこだわりがいろいろ飛び出したのだ。
「メラトニン入りのドリンク、室温18度、暗闇。ホテルの時はクリップのついたハンガーでカーテンの隙間をふさぐようにしている」と言ったのはウィル・スミス(レンジャーズ)。体の回復には寒いくらいがいいと、カイル・タッカー、ブラッド・ミラー、アンソニー・デスクラファニなども「寒く、暗く」を強調していたが、15~18度と聞いて「寒っ」と反応すると、こぞって「妻がいるときは温度戦争に負ける」と言っていたのが笑えた。
「無音で寝られないから送風機をかけるか、ないときは送風機アプリでホワイトノイズをかける」(ティム・アンダーソン)
「祈りをささげると心が落ち着いて眠くなる」(ジェイマー・カンデラリオ)
「瞑想か読書」(エンリケ・ヘルナンデス)
「マウス(口)テープ」(アーロン・ジャッジ)
「ユーチューブの睡眠周波数チャンネル」(アンドルー・マカチェン)
「眠れないことを意識しない」(フリオ・ロドリゲス)
「重たいブランケット」(アンソニー・レンドン)
ハイテク派はニック・アーメドで「『ブレイン・タップ』というヘッドホンに目を覆うバイザーがついた装置を使っているんだ。光とサウンドセラピーが脳を休める助けをしてくれ、より早くリラックス、より早くいい眠りにつかせてくれる」。どうやら脳波の研究をもとに作られた装置らしく、集中力向上や精神的ストレス軽減などにも役立つらしい。とても気になったが1台約650ドルに月15ドルのサブスク代は、気軽に試しにくいので足踏み中だ。
聞いた中で最も寝ることに真剣だったアレックス・カッブは、自らも「シリアス・スリーパー」と言っていたが、マウステープ、鼻拡張器、マグネシウム、サウンドマシン、ポータブル冷房機、マットレスを一定の温度に冷やしてくれるベッドを使用しているらしい。
「残念ながら遠征に全部は持っていけないんだけどね、マイ・ピローは必ず持っていく」
番外編はリアム・ヘンドリックス。「妻とテレビドラマを1エピソード見て、終わったらお休みのキスをして、横を向いたら次の瞬間寝ている」。今の奥さんと出会うまで寝る前にテレビをつけるなんてとんでもないと思っていたそうだが、いつの間にかルーティンとなり、今やリアムの方が早く寝落ちするらしい。ちなみに今見ているのは「メンタリスト」だそうだ。
参考になりそうな睡眠法があったら、ぜひ試してみてほしい。










