J1神戸でラストマッチを終えた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(39)の進路の〝決め手〟は――。

 イニエスタは1日の札幌戦(ノエスタ)で今季初先発して後半12分までプレー。大きな拍手を浴びながら神戸で最後となるピッチを後にした。試合後の退団セレモニーでは「また会いましょう。私たちはまた日本に戻ってきますし、ここは自分たちにとってわが家のようなところです」とあいさつしてファンに別れを告げた。

 今後については現役続行を表明しており、移籍先を模索する。古巣バルセロナの地元メディア「エルナシオナル」は「イニエスタは、再びFWリオネル・メッシやMFセルヒオ・ブスケツと同じチームになることが近づいているように見える」と指摘。盟友たちが今夏に加入した米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ移籍が有力になっている最新状況を伝えた。

 その一方で「彼には、サウジアラビアとカタールからもいいオファーが届いている」。無尽蔵の資金力を背景に〝爆買い〟を続けるサウジアラビアなど中東勢も最後まで諦めるつもりはない。

 激しい争奪戦が展開される中、最後に決め手となりそうなのが「副業」だ。欧州事情に詳しいある代理人は「ビジネスが順調だし、移籍先選びもそういった視点が入ってくるのでは」と指摘する。イニエスタはワインの生産・販売や、アパレルブランドを立ち上げるなど多角的にビジネスを展開。事業拡大に適した市場規模の大きい国が有力になるというわけだ。

 そうなると米国行きの可能性が高そうだが…。レジェンドの動向に注目が集まる。