格闘技イベント「RIZIN.43」(24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)で、ロクク・ダリ(30=コンゴ)を戦慄の左フックで沈めた元K―1スーパーウエルター級王者の木村〝フィリップ〟ミノル(29=ブラジル)にドーピング検査を行ったことを、RIZIN FFの榊原信行CEO(59)が〝異例公表〟した。
今回7年ぶりのRIZIN参戦となった木村は、ダリとのキックボクシング戦で大暴れ。ゴングと共に圧力をかけながらにじみよってコーナーに追い込むと、左ボディーに続いて放った左フックであごを捉え、立ったまま失神させてKO勝ちを収めた。
その木村について榊原CEOは「今回、体重はつくってきましたけど、ドーピングの検査をしているので、その結果は出てきます。疑いを払拭するための検査を受けている」と明かす。RIZINでもタイトルマッチやグランプリなどでドーピング検査を行うが、その実施や結果を公表したことはなかった。
だが、そのパワーや並外れた体つきからかねて木村には〝ドーピング疑惑〟がささやかれており、試合2日前の出場選手インタビューでもダリが「アンチステロイド」と書かれたシャツを着て登場するような状況。それだけに「本人も疑いをかけられていることを理解していて『そういうことは一切ない』ということなので」と本人の名誉のためにも検査したことを公表したという。
そして「今回の結果が、晴れて疑いをかけられるようなものではないと証明できるといいなと思います」と期待を込めた。
検査の過程について「検体をアメリカの検査機関に出して、その結果が出るまで1か月ほど」と明言。その結果について「これまで一切公表していませんでしたが(対応は)考えます。発表の可能性? あります。僕らもハッキリ『シロだ』と言える状況はつくっておきたいので」とした。
木村の今後については「継続的に参戦するなら、70キロが線引きになるかと思います。(総合格闘家とのキック戦が)あってもいい。昔もそういう機会をつくったことがありますし。(那須川天心と対戦した)堀口恭司じゃないですけど」。
格闘技界でささやかれてきた〝疑惑〟は晴らされるか。その行方に注目だ。












