森保ジャパンでMF三笘薫(26=ブライトン)の〝相棒問題〟が難航しそうな雲行きだ。三笘はイングランド・プレミアリーグやカタールW杯での活躍で代表不動のレギュラーとなる一方、今後に向けて懸念材料もある。コンビを組む左サイドバックが、なかなか決まらないのだ。

 新チーム立ち上げの3月はDF伊藤洋輝(シュツットガルト)と初招集のDFバングーナガンデ佳史扶(かしーふ=FC東京)が先発起用も、勝利につながらずアピールは不発。15日のエルサルバドル戦では、こちらも初招集のDF森下龍矢(名古屋)が先発したが、周囲との連係不足は否めない。

 W杯にも出場した伊藤がひとまず本命だが、本人の希望は所属クラブで務めているセンターバック。今回の合宿では「(森保)監督も自分が一番プレーしやすいのはセンターバックだと理解してくれているし、僕はそれも伝えている」と指揮官に直談判したことを明かしている。

 希望せず本職でもないサイドバックで伊藤を起用し続けるのは、現実的に難しい。かといって、他の若手もまだまだ実力不足。負傷で長期離脱中のDF中山雄太(ハダースフィールド)も復帰の見通しが立っていない。そうなると不安視されるのが、来年1月に迫るアジアカップ(カタール)だ。何より結果が求められる大会までに、強化の機会は限られている。

 そこで待望されるのが〝あの男〟だ。「困ったら結局、DF長友(佑都=FC東京)だろう」とJクラブ関係者が指摘するように、何度も修羅場をくぐり抜けてきた36歳のベテランに白羽の矢が立ってもおかしくない。

 今季はFC東京で健在ぶりをアピールしているだけに、本人が熱望する代表復帰があるのか、注目が集まる。