男子テニスの元世界ランキング4位で1年8か月ぶりに実戦復帰した錦織圭(33=ユニクロ)は、下部ツアー大会カリビアン・オープンのシングルス準々決勝(16日=日本時間17日、プエルトリコ・パルマスデルマール)で世界254位アダム・ウォルトン(オーストラリア)に6―4、6―2で勝利し、準決勝(17日=同18日)進出を決めた。
錦織は「(ウォルトンは)ランキングの割にはいやらしさがありましたね。しぶとくプレーしてきたし、ミスもしてくれなかったので。最初は自分で決め切れないところがあった」と試合を振り返り、疲労感を漂わせていることを聞かれると「もう帰りたい。早く家に」とし「できる限りのところまで頑張りますけど、なかなかきてます」と苦笑いを浮かべた。
復帰戦となった今大会で3連勝。錦織は「勝ったことが一番大事だし、すごく評価できるんですけど、ちょっと今日は勝ちたいという欲が出てきたり、違う緊張が出てきたり、1、2回戦はもう少し気楽にやっていたけど、気持ちの動揺が出ちゃったかな」とコメント。世界トップ選手としての感覚を徐々に取り戻しつつあるようだ。
この発言について試合を中継した「WOWOW」で解説を務め、ジュニア時代の錦織を指導していた村上武資さん(58)は「飾ることのない本音。正直な気持ち。欲が出てきているのは、競技者に戻ってきているのだと思う」とし、今後に向けて「自分への期待と課題をどう埋めていくのか」と指摘していた。












