森保ジャパンで新10番を背負う男の〝秘められた力〟とは――。日本サッカー協会は13日に代表メンバーの新たな背番号を発表し、栄光の10番はMF堂安律(24=フライブルク)に決定した。MF三笘薫(26=ブライトン)やMF久保建英(22=レアル・ソシエダード)が有力視される中で意外な人選で決着。それでも堂安には「代表の顔」にふさわしい資質がありそうだ。
森保ジャパンの10番はカタールW杯までMF南野拓実(モナコ)が務めたが、今季の不振もあって新チーム立ち上げから招集されていない。3月の活動では、ひとまず空き番にされていた。
そうした中、今季イングランド・プレミアリーグを席巻した三笘や、スペイン1部で大ブレークした久保の待望論が高まり、10番争いは一騎打ちとみられていた。しかしフタを開けてみると〝伏兵〟の堂安に決定。この日の練習後に堂安は「特別な番号と認識している。緊張感と責任感は感じる」と引き締まった表情を見せた。
大役指名の決定打となったのはカタールW杯での活躍だ。優勝候補のドイツやスペインからゴールを奪い、快進撃をけん引。「プラン的にはW杯で活躍して、みなさんに認められるような10番になりたいと思っていた。思い描いた通りにこうしてつけさせてもらっている」と堂安は説明した。
その上で「10番をつけたからといって、何も言えない堂安律はイヤだと思う。これからも変わらず伝えたいことは伝えるし、こびない10番でいたい」と堂々宣言した。
注目を集めた背番号問題は決着したが、代表の10番にはチームの顔として人気も求められる。堂安の資質はどうなのか。大手広告代理店関係者は「メディアで取り上げられる機会は三笘選手や久保選手のほうが多いかもしれないが、W杯での大活躍が持つ意味は大きく、様々な調査で堂安選手の認知度や好感度がスポーツ界でトップクラスと裏付けられている」と指摘する。
博報堂DYスポーツマーケティングが昨年末に発表したイメージ評価調査の「今年活躍した男性アスリート」では1位の大谷翔平投手(エンゼルス)、2位の村上宗隆内野手(ヤクルト)に続く3位に躍進。4位の三笘や5位の羽生結弦をしのぐ人気を獲得した。
すでに大手企業のCMにも出演してお茶の間でもおなじみの存在だが、今後代表の10番として活躍が続けばCM契約料の爆増も期待大。「〝大台〟もありえる」(同関係者)と大谷や羽生などに匹敵する1億円も十分あり得る。人気面でも大きなポテンシャルを秘めた堂安に、ピッチ内外で熱い視線が注がれそうだ。













