自民党の麻生太郎副総裁は5日、党本部で開かれた役員会で33年ぶりの高値を記録した東京株式市場の日経平均株価について言及した。

 この日、日経平均は前営業日比693円21銭高の3万2271円46銭と3日続伸で取引を終了。日経平均は1990年7月以来、33年ぶりに3万2000円台を回復した。

 自民党役員会には岸田文雄首相も出席。麻生氏は高値となった日経平均株価について「このような上昇基調を示しているのは日本だけ」と指摘した上で「海外からの投資が株だけでなく、長期投資を含めて明らかに上昇傾向が見られているのはこの半年の顕著な例だ」として、今後の政権運営で考慮してもらいたい材料だと語った。

 永田町関係者は「岸田首相は役員会の前に、麻生氏と茂木幹事長と政権運営をめぐり意見交換しています。国会の会期末まで残り2週間です。麻生氏の発言は、与野党が衆院解散をめぐり駆け引きを激化させる中で、岸田内閣の経済政策の良さをアピールした格好です」と指摘した。