国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」最終日(28日、静岡・グランディ浜名湖GC=パー72)、首位から出た山下美夢有(21=加賀電子)が、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算21アンダーで2週連続優勝となる今季3勝目(通算9勝目)を挙げた。

 出だしの1番からパーを重ねる中、6番パー4で5メートルのパーパットが残るピンチ。それでもこれを沈めて流れをつかみ、7番から3連続バーディーを奪った。「6番のパーが大きかった。それで7番からいい流れで回れたと思う」。後半に入って1つのボギーがあったものの、終わってみれば2位の佐藤心結(ニトリ)に4打差をつけた。2週連続で4日間大会を制したのは、ツアー史上初となり「うれしいです」と素直に喜びを語った。

 好調モードに突入した昨季の年間女王の原動力は家族の存在だ。「弟も頑張ってくれているんで力になるし、妹もゴルフをやっているんですけど、会場に来てくれてついて回ってくれるので本当に力になっている。ゴルフ以外でもめっちゃ仲がよくて、楽しく家族で過ごしているので〝ゴルフ、ゴルフ〟になっていない。それで切り替えがうまくできていると思います」

 今週は弟・勝将(近大)が「関西アマ」(23~26日)でプレーオフの末に連覇を達成した。山下は「いい刺激をもらったんで、より私も頑張らないとと気持ちも入った」。父・勝臣さんはコーチを務めており、技術面のサポートも受ける。また母・有貴さんについては「母は面白くて、いつも明るくて元気。それで切り替えもできてゴルフに集中できる。癒やしとかそんな感じです」と笑みを浮かべた。

 この日の勝利でツアー史上最年少(21歳299日)で生涯獲得賞金4億円を突破。今後も山下は、家族の存在を力に変えて勝利を積み重ねていきそうだ。