攻略法はない? 大相撲夏場所7日目(20日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)が初顔合わせの幕内金峰山(25=木瀬)を寄せつけず7連勝。4場所連続休場からの復帰場所で、Vロードをばく進している。

 立ち合いでしっかり踏み込んで前に出ると、左の上手投げでカザフスタン出身の新鋭を土俵に転がした。まさに横綱の貫禄勝ちで、格の違いを見せつけた。取組後の横綱も「(相撲内容は)日に日によくなっている」と休場明けにも手応えを感じている様子だった。

 この日の取組前には元大関豪栄道の武隈親方のトークショーが開かれたが、同親方は照ノ富士について「何でみんな正面から攻めるのか。またあっさり差しにいくのかわからない。自分なら差しても片方だけで、横から崩しながら攻めたい」と〝攻略法〟を述べていた。

 だが、実際の土俵ではそうした動きを相手に全く取らせず完勝。横綱は「いつも通りの狙いで。いろんなことをできる力士ではないので」と語ったが、揺るぎない自分の「型」を持っている証しだ。

 審判部副部長の浅香山親方(元大関魁皇)も「当たってから組み止めて自分から先に出た。しっかり落ち着いていて、いい感じの相撲だった」と称賛。〝これぞ横綱相撲〟を続ける照ノ富士に、6場所ぶり8度目の賜杯が視界に入ってきた。