ジャーナリストの鈴木エイト氏が12日、国会内で開かれた「統一教会国対ヒアリング」に出席。同月7日に韓国で行われた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の合同結婚式の内容について報告した。

 旧統一教会の合同結婚式は、韓国・ソウルから車で2時間の距離にある清平(チョンピョン)で行われ、世界50か国から2600人が結婚式を挙げ、1300組の夫婦が誕生した。

 日本人は約550人が参加。同教団が新たなシンボルとして総工費5500億円をかけて建設したといわれる宮殿「天苑宮」のお披露目もあったという。式典のラストは、派手な民族衣装をまとった韓鶴子総裁が登場して締めくくった。

「近年はコロナ禍もあって、(合同結婚式は)縮小して行われていた。今回はコロナ前に戻り、かなり大規模にお金を使って豪華にやっていた。感じたのは人の多さでした。日本からも合同結婚式を受けた(信者の)2世が多かった。(多額の献金を行った)被害者たちがいるわけです。(旧統一教会が)集団交渉を行わない中で、2世問題がどんどん〝再生産〟されていると思いました」(鈴木氏)

 同ヒアリングには母親が総額1億円以上の献金して、苦しんでいる元2世信者がリモート中継で参加した。

「(旧統一教会の)鶴子総裁が自分を〝神格化〟したいがために、自分の欲求を満たしたいがために、自分の誕生日に資金をお願いする。吐き気がしました」

 多くの2世信者は旧統一教会へ献金を行い、合同結婚式に参加したといわれる。野党議員からは鈴木氏に対し「旧統一教会のこうした事例が解散命令請求を裁判所に要求できることにつながるのではないか」と質問も飛んだ。

 これに鈴木氏は「解散請求要件になるかは、僕の判断では安易ですけども、重大な人権侵害が起こっているとすれば、教団側の社会問題として、裁判所側がどう判断するか。実際にどういう被害を起こってきたか。切実な2世の声を聞いていただきたいと思います」と語った。