漫才協会が主催する「2023年度 第21回漫才新人大賞」の決勝が10日、東京・国立演芸場で行われ、コンビ結成1年半の「ミーナ」が優勝した。

 この日は高田文夫(74)、渡辺正行(67)、倉本美津留(63)の3人が審査員を担当。予選を勝ち抜いたキラーコンテンツ、アマレス兄弟、ぽ~くちょっぷ、なにわプラッチック、とんとん拍子、ミーナ、プロポーズ、さくらだモンスターの8組(ネタ披露順)が頂点を目指した。

 ミーナは長野出身のツッコミ担当・喜助(28)と長崎出身のボケ担当・ATSUSHI(32)のコンビ。結成わずか1年半で歴史あるタイトルを獲得した。

 昨年の同大会で、ミーナは予選で敗退。喜助は裏方として高田に優勝者用のトロフィーを渡していたことを明かし「(今日トロフィーを受け取って)1年越しにトロフィーのキャッチボールができた感覚があって、めちゃくちゃうれしいです」と喜びを爆発させた。

 優勝後の会見では、ATSUSHIが最近、結婚したことを報告。喜助は賞金10万円の使い道について「渡せていなかったご祝儀に充てます」と安堵の表情を見せ、バイトで生計を立てている2人にとっては貴重な臨時収入であったようだ。

 さらに、想定外の〝副賞〟も。審査員の渡辺は「ラ・ママ(新人コント大会)来る? 今月おいでよ」と自身が主催するライブに早々に出演オファー。「審査員全員から票が入ったのがお2人でした。これをきっかけにぽんと売れていくと思いますから、頑張ってほしいです」と評価した。

 漫才新人大賞はナイツ、ハマカーンなど、賞レースで活躍した先輩が優勝した〝登竜門〟でもある。新王者に続々と仕事が舞い込むことになるかも。