6日に英国で行われたチャールズ国王の戴冠式で注目されたのがヘンリー王子の口元だった。英デイリー・メール紙によると、王室ファンの間である疑惑がささやかれているという。
 
 回顧録「スペア」の出版などでヘンリー王子は英王室と確執を生んでいた。そんな最中の戴冠式出席ということで英国中がヘンリー王子の動向を注目していた。

 同紙は「王室ファンはヘンリー王子がウェストミンスター寺院で『ゴッド・セイブ・ザ・キング』を歌うのをやめたと確信している」と報じた。「ゴッド――」は英国の国歌。チャールズ国王がヘンリー王子らの前を通り過ぎる間に歌われていたものだった。
 
 SNSではこの件について議論が噴出。同紙はいくつかのツイッターユーザーのコメントを紹介している。「ヘンリーは国歌を歌っていない」と指摘する書き込みがあれば、「ヘンリーは国王への忠誠を誓うことも、国歌を歌ったこともありませんでした。では、彼がそこにいる意味は何だったのですか」と疑問を投げかける意見もあった。

 同紙サイトではその時の映像が見られるが、確かに他の出席者の口は動いているのに対して、ヘンリー王子は歌っていないように見えなくもない。

 ヘンリー王子は戴冠式終了後、空港に直行。父親とのわだかまりはとけていないということか。