謝罪の勝利だ。格闘技イベント「RIZIN.42」(6日、東京・有明アリーナ)で、RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(33=ブラジル)が、スパイク・カーライル(30=米国)にしのぎ勝った。

 RIZINで5連勝中だったサトシは、昨年大みそかのベラトールとの対抗戦でAJ・マッキーにまさかの敗戦。復活をかけて「絶対に負けられない」と臨んだ王者は、1ラウンド(R)からいきなりタックルで得意の寝技へ。2度目のテークダウンでは激しいポジション争いから腕十字固めを狙ったが、カーライルは巧みに抜け出した。さらにサトシはロープ際でフロントチョークで捕らえるも決まらない。

 2Rもテークダウンを奪って、グラウンドで肩固め。だが、これも逃げられ、右腕に仕掛けた腕十字も脱出された。それでも3R、サトシは果敢に寝技勝負を挑む。三角絞めを狙って、ひたすら攻めた、カーライルの粘り腰の前に勝機を見いだせず、コーナーに押し込まれ、R後半はバックを取られて攻め込まれたが、最後まで攻めの姿勢を貫いた。

 カーライルは試合後、腕立て伏せをして勝利をアピールしたものの、判定3ー0でサトシが攻め勝った。何とか連敗を阻止した王者は、マイクを握ると「大みそか、ごめんなさい。試合負けて悲しい。RIZINの名前守りたかったけど勝てなくて、ごめんなさい」と声を詰まらせながら謝罪した。

 敗戦から約4か月たっても、サトシの心には大きな傷になっていた様子。「また強くなる。試合はちょっと良くなかったけど、頑張ります」と、再び王者として連勝街道を突っ走るつもりだ。