小池百合子都知事(70)が22日、衆院和歌山1区補選(23日投開票)に出馬した自民党候補の門博文氏(57)の応援演説のためにJR和歌山駅前に駆け付けた。

 同県の雑賀崎漁港では15日に岸田文雄首相に爆発物が投げられる事件が起きたばかり。それだけに、周囲では警察官による手荷物検査が行われ、街宣車も道路4車線を挟んで止めるなど厳戒態勢の中で行われた。

 小池氏は集まった聴衆に「門博文氏は、衆議院議員時代の同僚で信頼できる人」と切り出した上で「私は兵庫県出身で、両親の新婚旅行先は和歌山だった」とアピールした。

 また、東京都の「コロナ対策」により死者数が少なかったなどと自らの実績を披露することも忘れず、最後に「笑うかどには福来る」と締めくくった。

 同じく門氏の応援に駆け付けた二階俊博元幹事長(84)とがっちり握手をかわし、足早に去っていった。

 この日、集まった聴衆は約1500人。ある高齢の女性は「お友達に小池さんが来ると聞いて来た。遠くて全然見えなかったわ。小池さんは、自民党じゃないのに大変ね」と話した。

 小池氏が自民党候補の応援に入るというサプライズはあったが、それがどこまで票に結びつくかは見通せない。

 統一地方選挙前半戦では日本維新の会(大阪維新含む)が躍進。特に大阪府知事選・市長選に加え、奈良県知事選も制しているからだ。

「地元の自民党関係者の感触では、和歌山も僅差で維新に敗れそうだ」との声も一部で上がっており、小池氏を呼んだのも自民党の危機感の裏返しかもしれない。