格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」(29日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で、平本蓮(24)と激突する元RIZINフェザー級王者の斎藤裕(35)が〝遺恨試合〟の実現阻止に自信を見せた。

 斎藤はこの日、公開練習を行い、1分間のミット打ちを披露。軽快な打撃を見せて好調をアピールした。

 昨年4月に牛久絢太郎との王座戦で敗れ、約1年ぶりの再起戦。3連敗中となかなか思うような結果を残せていないが、「勝ち続けている時、負け続けている時って心境いろいろ違うんですけど、試合(の間隔)も空いてるっていうのもあって。心も体も別のように勝手に思っているので。ネガティブな感情というよりは、とにかく勝ちたいという前向きな気持ちで取り組んできたつもりなので。それが試合に出るんじゃないかなと思いますね」と表情は明るい。

 MMA5戦目ながら、高い人気と知名度を誇る平本との一戦は注目度も高い。同大会ではダブルメインイベントとして牛久と朝倉未来の一戦も組まれている。ネット上を中心に激しい舌戦を繰り広げる平本と朝倉の人気格闘家同士が、ともに勝利を収めて直接対決が実現することを期待する声も少なくない。

 それでも経験値で圧倒的に上回る斎藤は「僕の周りには騒いでる人はいないんですけど。朝倉選手サイドと平本選手サイドの応援団のぶつかりってことですかね。興行的には売り上げが見込める試合を組みたいというのはあると思うんですけど、今回は自分が勝つので、多分ないんじゃないかな」とキッパリ。勝って平本の〝野望〟を打ち砕くつもりだ。

 斎藤にとっても朝倉とは過去1勝1敗、牛久には2連敗中と、ダブルメインのもう1試合に出場する2人はともに因縁のある相手だ。平本を下せば、同戦の勝者との再戦も浮上する可能性があるが「分かんないです。流れ次第、タイミング次第。本当に望む声が大きいんだったらやるかもしれないですよね」と慎重な姿勢。「あんまり先のことは考えてないです。試合内容だったり結果次第でストーリーが変わってくるところもあると思うので。自分の展望通りにならないこともよく分かってるんですけど、ビビッと来る相手がいれば飛び付ける状態にはしたいですね」と、まずは完全復活を誓っていた。