自民党の岸田文雄首相(65)は17日に党本部で開かれた役員会で、衆院補欠選挙の応援で前週15日に起きた襲撃事件について言及した。
岸田首相は事件当日、和歌山1区補選の門博文候補と並んで街頭演説会を始めようとした際、木村隆二容疑者(24)から筒状の爆発物が投げつけられた。
その後、和歌山県警本部に退避した後、予定されていたJR和歌山駅前の街頭演説会を二階俊博前幹事長らと再開。千葉5区補選のえりアルフィヤ氏の応援にも駆け付けて残りのスケジュールをこなしていた。
岸田首相は出席した役員会で「国政の補選と統一地方選後半戦は、大激戦が続いている。最後まで党内で一致結束して戦っていきたい」とした上で「私自身、土曜日(15日)に入った和歌山でご承知のような事件に遭遇し、地元関係者にご迷惑をかけた。みなさんにも心配をかけた。選挙は最後までやり通し、有権者の声をしっかりと示していただくことが、何よりも大事だと考え、事件後は和歌山、千葉、大分と予定通り遊説を行った。今回の事件を踏まえ、警備にはさらに万全を期したい」と語った。
天下分け目の衆参5補選(衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区、4区、参議院大分補選)の結果は、今後の岸田政権に大きな影響を与えることが予想されている。
永田町関係者は「岸田首相が襲撃事件に見舞われた後も街頭演説を続けた背景には『民主主義の根幹をなす選挙で、暴力的な行為を絶対に許すことができない』という政治家としての使命感です。その一方、自民党は選挙戦で予想以上に劣勢に立たされている選挙区があります。今回、マスコミ各社の選挙情勢は現在、数字がぶれています。岸田首相が残りの選挙戦で街頭に立ち支援を訴える背景には、自民党総裁として『負けられない』という危機感のあらわれでしょう」と指摘した。
各選挙区の有権者は、岸田首相の政権運営にどういうジャッジを出すのか。











