フランス1部モナコの元日本代表MF南野拓実(28)の移籍金相場が〝大暴落〟している。

 南野は9日のナント戦でベンチ入りしたものの、2試合連続で出場機会なしに終わった。窮地に追い込まれる中、韓国放送局「SPOTV」が、フランスメディアの評価をもとに移籍金が異例の大暴落を見せている現状を指摘した。

「当然、移籍金も落ちている。モナコが南野を迎え入れるためにリバプールに払った移籍金は最大1800万ユーロ(約26億円)だ。ところが今は、800万ユーロ(約11億5000万円)にすぎない。1年もたたないうちに、1000万ユーロ(約14億5000万円)が消えたことになる」。短期間の間に半額以下となってしまったわけだ。

 そして「モナコが過剰な金額を支出する一方で、リバプールは逆に良い二重商売をした。リバプールがザルツブルクから南野を連れて来たときに支払ったのは、わずか750万ポンド(約12億3000万円)だった」と前所属のリバプールはうまく利益を出し、現所属のモナコは大損の状態だという。

 モナコとしては、南野の価値が大幅に下落している状況では放出しづらい。かといって現在のチームでは構想外に近いだけに扱いが難しい。2026年夏まで契約が残っているが、今後の去就はどうなるのだろうか。