ボクシングデビューを白星で飾った〝神童〟こと那須川天心(24=帝拳)が一夜明け会見に臨み、さらなる進化に意欲を見せた。

 那須川は8日、有明アリーナで日本バンタム級4位の与那覇勇気(32=真正)とスーパーバンタム級6回戦で対戦。1ラウンド(R)から多彩なパンチをヒットさせて相手を寄せ付けず、2Rには相手の攻撃を空振りさせてから右フックを叩き込んでダウンを奪うなど圧倒して判定3―0で完勝した。

 会見にリラックスした様子で臨んだ那須川は「ホッとしました。この半年、昨日のためにずっと生きてきたので。そこで結果を出せたのがうれしかった」と笑顔。キック時代との試合後の感覚について「全てが違いますね。ダメージの感じ方も違う。いつもなら脚とかすねが痛いけど(今は)痛くない」と語る。

 ダメージについては顔面への攻撃をほとんど受けなかったとして「腕のもらったところが腫れているのと拳が少し炎症しているなと。それも痛くはなくて熱があるくらいです」とほぼ無傷だと明かす。すでに試合映像も見たといい「意外とちゃんとボクシングできてるなと思いました。練習でやっていた動きの通りというか。課題を見つけるという目線で見れました」。課題については「パワーを伝える打ち方を練習でしていたが、あと半歩踏み込めなかった」と反省し、改善を誓った。

 3Rが中心だったキックと違い、今後は長いR数をこなすことが必要になる。だが、ボクシングデビューと同じく6R戦った2018年6月のロッタン・ジットムアンノン(タイ)戦と比較して「ロッタンの時の方が疲労度はありました。いろんなところにダメージもあったので。昨日は6Rやっても余裕のあるまま終わることができた。まだできるよっていう。そこは見せられたともいます」と手応えをつかんだ様子。さらに8~12Rの戦いを見すえて「(練習を)やっていくしかないですね。走り込みもだし。やったことないので楽しみです」と意気込んだ。

 世界を見すえ、さらなる進化を見せることができるか。