キックボクシングからボクシングに転向した〝神童〟こと那須川天心(24=帝拳)が、デビュー戦(8日、東京・有明アリーナ)で与那覇勇希(32=真正)に判定3―0で完勝した。

 日本バンタム級4位の与那覇を相手に、スーパーバンタム級6回戦で対戦した那須川。2Rには相手の攻撃を空振りさせてから、右フックを叩き込んでダウンを奪い、判定で完勝となった。

 この結果に帝拳ジムの本田明彦会長は「100点満点。今のボクシングで、12ラウンド(R)できるなら完成ですよ」といきなりの最高評価を下した。KO勝ちとならなかったものの「負けられない試合だったから、勝負にいかせないところもあった。不安もあったけど、一発ももらわなかったので。1Rが終わった時に『これを6R続けるように』と(セコンドの指示に)なった」と明かす。

 今後については「3~4か月で全く違う天心になる」とさらなる進化を確信。〝神童〟効果でこれまでにない客層を含む約1万2500人の観客が会場を埋めたことに「(そういう層にも)アイツは魅せなきゃいけないから大変だと思う」としつつも「あと1年もらえれば、本物(のボクサー)になる。技術は問題ない。あとはボクシングの体力」と太鼓判を押した。

 新たに幕を開けた那須川天心の第2章に注目だ。