前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が2日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA TV)に出演。フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟決定のニュースについて解説した。

 舛添氏は「フィンランドっていうのは、〝フィンランド化〟と呼ばれていたように、隣のロシアが怖いから、あまり刺激しないように半分ぐらい言うことを聞いて、というような感じでやってきた」と現状を説明。

 続けて「でも、いよいよ(ロシアが)ウクライナに攻め込んで行ったら次は自分だと思ったので、そこ(NATO)に入るということ。だからフィンランドからずっと国境線(ロシアの)敵になったわけです。これにウクライナが入ったら大変だということでやったんだけど、逆効果になった。今スウェーデンも加盟申請してるんですけど、トルコとハンガリーが反対してる。これがOKすれば、プーチン大統領がこれだけは避けようと思って入った事の逆効果になる」と分析した。

 さらに第二次世界大戦時、フィンランドがロシアに善戦した事実を挙げ「それぐらい強い国でも、NATOに入らないと生きていけないっていうことでやった。非常に大きな流れだと思います」と指摘した。

 MCの千原ジュニアが「以前ゼレンスキー大統領はフィンランドを見習えとおっしゃってましたけども?」と尋ねると、舛添氏は「戦争をやってるということで、これだけの人が死んでいる。今でも戦争をやらなくて済めば済んだと思うんです。そのやらなくて済むやり方をやってきたのがフィンランドだから、なんでもかんでも戦争するんじゃなくて、もうちょっとロシアと話し合って抑えられたらという意味」と言及した。

 その上で舛添氏は「でも、ここまで事態が来たら(もう無理)。あの理解があったフィンランドまで向こう側に行っちゃったということで、私は今の状況は完全に第三次世界大戦に向かってると思ってます。要するにロシアから見ると全部周りが敵になった。最後核の引き金を引くか、いよいよやられるなら第三次世界対戦やるぞということになる」と危機感をあらわに。

 ジュニアが「これでプーチンはもうやめておこうとはならないんですか」と聞くと、舛添氏は「ならないです。そんなに簡単にやられる国じゃない。あの大きさを見てくださいよ。石油も天然ガスも出るし。いよいよやられるなら核兵器世界一持ってますから一発落とせば済む話だから。そんなに甘く見ちゃいけないというのが私の見立て。一歩一歩、第三次世界大戦に近づいている。非常に心配です」と警鐘を鳴らした。