フィギュアスケートの世界選手権(3月、さいたまスーパーアリーナ)で2連覇を達成した男子の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)は、大先輩の背中から〝すごみ〟を実感したようだ。

 30日に大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕したアイスショー「スターズ・オン・アイス」に、昨年7月からプロとして活動する羽生結弦(28)らとともに出演。宇野は「グレート・スピリット」に合わせ、華麗なステップや3回転サルコーなどを披露した。世界選手権の疲れからか「コンディションはよくない」というが「今回は難しいジャンプを入れずに、来てくださるみなさんの声援とかに応えられる演技をできたらと思って滑らせてもらった」と振り返った。

 この日は久しぶりに羽生との共演が実現し、多くの刺激を得た。「僕が世界選手権を終わったあとに感じたのは、ジャンプだけではなく、スケーターとして自分がどうありたいか。ずっと目標とできる存在(羽生)が近くにいて、長く一緒にいられるので、少しでも見て、自分もこういうスケーターになりたいって、今日1日見てもそう思うことばかりだった。この(公演)期間を経て、自分が今後どうしていきたいかを深く考えていきたい」と決意を新たにした。

 オフシーズンはアイスショーにも力を入れ、表現力を磨く方針。五輪2大会金メダリストの大先輩からの学びを胸に、自身のさらなる成長につなげていく。